慌てず〃ご相談〃を…地デジ対策はカボチャへ!!
アナログ電波の全面停止。すなわち、東日本大震災の被災地3県を除いて、全国一斉に地上デジタル放送が完全実施される「7月24日」まで、残りとうとう3週間を切りました。
カボチャテレビでも全社を挙げて「その対策」に追われているところで、ひっきりなしにかかってくる「問い合わせ」(電話)に、社員諸氏もいささかグロッキー気味です。
しかし、ここは何としてでも乗り超えなければならない「未来への剣ヶ峰」です。少々きつかろうと、厄介だろうと、性根を据えて頑張ります!
ところで、今回の「地デジ化対策」について、いささか「誤解」されている向きもあるようなので、本日は同対策の責任者の立場から「解説」を少々―。
一言でいうと、カボチャテレビに現在ご加入いただいている世帯に関しては、直ちにテレビ放送が視聴できなくなるようなことはありません!
それは、総務省の外郭団体やNHK、県内民放各社との協力体制のもと、「デジアナ」という方式でこれまでの視聴習慣を「一定期間」に限って維持して行こうとする「基本方針」を定めているからです。
したがって、現在ご覧になられているテレビが旧式の「ブラウン管型」であったにせよ、カボチャテレビに加入していれば、心配には及びません。
ただし、です。それはあくまでも「アナログ→デジタル」への移行期間を混乱なくやり過ごすための「暫定措置」であることを、皆様よくご認識いただきたい、と存じます。
一方、国主導で進められている今回の対策では、「区域外再送信」の問題が全国的に大きくクローズアップされています。どういう事かと申しますと、「長崎県に住んでいる方は長崎県内の放送局の番組を視なさい」という、一種の「お触れ書き」のようなものです。
そこで「大きな問題」となっているのが、島原地域のような「電波銀座」に暮らしている「既存視聴者」の取り扱いです。何せ、このエリアではアンテナを上げれば、福岡や熊本の放送がそのまま流れてくるのですから。
専門用語ではこの現象を「スピルオーバー」と言います。すなわち、「県外波が自然とこぼれ落ちてくる」という意味です。
カボチャテレビでは現在、こうした「地域としての特殊性」を関係各機関に訴え、寛大なる「是正措置」を求めているところです。「必ず何とかなる!」という〃成算〃も併せ持っていますので、今しばらくお待ち下さい。
最後に島原地域の皆様(カボチャ加入者)に今一番お願いしたいのは「24日が迫ったからといって、決して慌てふためくことはない!」ということです。
かく言う筆者も「紺(こう)屋(や)の白(しろ)袴(ばかま)」。まだ、自室のテレビはアナログのままなのですから。
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