開局して4周年です…これからも応援して下さい!!
〈ハア~ あの日ローマで ながめた月が きょうは都の 空照らす♪〉。国民的大歌手だった三波春夫さんが唄った『東京五輪音頭』。
このあと歌詞は〈4年たったら また会いましょ♪〉と続くわけだが、弊社の姉妹局である「FMしまばら」が放送を始めて11日で丸4年が過ぎた。
最初のうちは「フン、今の時代にラジオ?3日も続くもんじゃろかい」と、口の悪い先輩から揶揄されながらも、どっこいしぶとく生き延びている。
それもこれも島原市ご当局をはじめ、多くのスポンサーやリスナーの皆様方のお陰である。最近ではネット経由で聴いて下さっている出身者も増えてきた。本当に有難いことだ。
いささか我田引水めくが、もっとも原始的な放送形態であるラジオの存在がいま、全国的に見直されている。それも地域に密着した我々のようなコミュニティFM放送が―。
きっかけは皮肉にも「災害」だ。平成7年の阪神大震災の折に登場したミニFM局がまず注目を集め、ついで中越(平成16)・中越沖(平成19年)の両地震災害を通じて、被災地にとっては無くてはならない必須メディアとなった。
さらにその方向を決定付けたのは、今年3月11日に起きた東日本大震災。「無線の強み」「機動性」「身近な情報伝達」など、その強みが遺憾なくされたのは言うまでもない。
現在、業界の全国組織であるJCBAに加盟しているのは約250社。うち九州支部には27社が登録しているが、小さなNPO法人を含めるとさらにその数は増える。
各県の地域ごとにそれぞれ特性があるように、各社の放送内容も様々だ。自前の番組づくりはほどほどにして中央からの情報を垂れ流している所もあれば、弊社のように頑ななまでに「地元密着」の姿勢を貫いている局も数は少ないながらもある。
ところで先日、弊社で2年間ほどパーソナリティーを務めていた「ロカちゃん」の結婚披露宴が福岡市内の式場で営まれ、筆者も招かれて行ってきた。
元職場の上司の立場で「祝辞」を述べさせていただいたのだが、その際、話のマクラにふったのが「ロカ」というラジオネームの由来。
本人は「行きつけの酒場の名前なんですよ」などと照れながら話していたことを覚えているが、それがユーラシア大陸の最西端に位置する「ロカ岬」(ポルトガル)を指すことは明々白々の事実。
筆者も訪ねたことはないが、そこには「ここに地終わり海始まる」という記念の石碑が建てられているそうだ。
開局から4年が経過したとはいえ、「FMしまばら」の航海はまだ緒についたばかり。これから遥かな大海原に向かってどう舵をきっていくべきか?答えはまだ見つからない。
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