温泉湯豆腐の思い出…「馳走」は「地層」に通じる!!
7日は二十四節気で言う「大雪」(たいせつ)。それに従えば、もうそろそろ寒気が訪れてしかるべきなのに、一向にその兆しがうかがえない。
人一倍の寒がりである我が身にとっては有難い話ではあるが、何だが全てにおいて〃締まり〃がないようで、いささか面食らってもいる。
さて今日は、これからCATV関連の会議に出席するため佐賀県に出張する。会場は嬉野温泉だから2時間ほどで着く。
もちろん、雪の恐れなどないから到着予定はそう狂うまい。それに会議が終われば仲間と忘年会だ。名物の温泉にもゆっくりと浸かれる。
留守の社員や家族には悪いが、これから控えている師走後半の〃修羅場〃を前に、少しだけ休養を取らせていただくことにする。ゴメン!
嬉野はのどかな田園地帯にある、何の変哲もない温泉町だ。ただ、かつてほどの〃賑わい〃はとっくになくなり、芸子さんの数もめっきり少なくなった、という。
そんな中にあって、唯一&最大の楽しみは「温泉湯豆腐」だ。より美味しくいただくには、やはりそれなりの〃冷え込み〃が理想だが、こればかりはいかんともし難い。
湯豆腐は土産物としても重宝だ。やや大きめの発砲スチロールにセットで入って2,500円くらい。何より見た目が豪華である。
今から10年以上も前の話になるが、「嬉野で出来て、島原で出来ないはずはない!」と、地元の温泉水を使ってやみくもにチャレンジしたことがある。が、結果は失敗。
それに懲りずに、さらに原因を追究していけば、今ごろは新たな島原温泉の名物料理が生まれていたのかも知れない…。所詮は畑違いの〃妄想〃でしかなかったのだろう。
ただ、今からでも遅くはない、と思う。誰か本気なって取り組んでくれないだろうか?
豆腐の材料はご存じ「畑の牛肉」と言われる大豆である。その畑の元を成すのは「地層」。すなわち、これぞ「ジオパーク」ではないか!
弊社の事務所前を通られた方なら良くお分かりだと思うが、表に面したガラス戸全体に、あるデザインを施している。製作者はナカムラ工芸社の中村光利社長。ディレクターはこの筆者。
そこでは、野菜やサカナなどの白黒写真の上に「GO! CHI SOU SAMA」というローマ字が被せてある。色は鮮やかなショッキングピンクだ。
実は、「我ながら良い出来栄え」と一人悦に入っているのだが、周囲の反応がまったくない。やはり何でも〃独り善がり〃ではダメか…。
「そんなバカ野郎は豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまえ!」というオチ。明日は休みます!
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