ホルモン鍋もあるよ!…昼間営業でも「ばんから」
一昨夜は、ダイエー島原支店の一角に新たに店を構えた「ばんからラーメン」(小川知孝社長)の試食会に呼ばれた。正式オープンは17日からだそうだ。
会場には小川社長の広い交際範囲を象徴するように、商工会議所やライオンズクラブの関係者、ゴルフ仲間など多数がお祝いに駆け付け、早くも〃満員御礼〃の盛況ぶり。
中に、人一倍〃我がもの顔〃で生ビールのジョッキを次々と空けているご仁がいた。ながせや社長で副会頭の古瀬寛二さんだ。
少し遅れて会場入りした筆者に向かって、いつもながらのニコヤカナな表情でこう語り掛けてこられた。「佐藤電装の勝亮社長から聞いた、オモシロカ話ば教ゆっけん」と。
〈あんさ、勝亮さんに近くのバアチャンの聞かしたとげな。ドーナツ屋の跡のラーメン屋は〃昼間〃はせんとやろかい?看板に〃ばんから〃て書いてあるとん?〉
まあ、聞きようによっては余りにも出来過ぎた話であるが、筆者の周りでは〈諫早ん陸上競技場ん中にあるラーメン屋の姉妹店やろ?〉という、なんとも〃ばさらか〃な話をする輩もいる。小川社長、まーだ宣伝の足りんですばい!
「ばんから」は東京・池袋を発祥の地とする、豚骨ラーメンの全国チェーン。一言でいうと、味はこってり系。バイタリティ溢れる若者や筆者のようなメタボ派にはたまらない濃縮スープとシコシコ麺が売りだ。
トッピングの種類も豊富で、家族連れなども気軽に楽しめる。加えて、島原店では「ホルモン鍋」などもアルコール類とともに供することにしており、客層はさらに広がりそう。
ところで、通常何気なく使っている「ばんから」(=蛮カラ)という表現だが、よくよく調べてみると、「ハイカラ」に対する造語なのだそうだ。
その意味はすでに広く知られているところだが、前者が「野暮」に対して、後者は「上品」。大学(校風)で言うと、早稲田と慶應の違いようなものだ。
たまに、長崎市内育ちの方々とゴルフをすると、彼らはよく「上等」「舶来」という表現(半分は冗談だが…)で、道具類や腕前のランク付けをされる。
なるほど、さすがに〃都会派〃ならではの言葉遊びだと感心する一方で、いささか〃反発心〃を抱きながら、我が国産中古クラブを眺めている。しかし、どうにもショットの方向性だけは思うに任せない。
その点、小川社長は我々の仲間内では、飛び切りの名ゴルファーで、古瀬社長などは到底足元にも及ばない。ただし、その古瀬社長も最近は絶好調のようで、口の方も〃舌好調〃そのもの。
で、どうでしょうこの際、「ばんから」のオープン記念に、小川社長をグロスで負かしたら「ラーメン10杯おごり」(筆者が)という条件でやってみませんか、古瀬ファーさん?
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