喪に服せばよかとに…ついノボセモンの血が…
今年は喪に服すことを大義に、静かな年明けを過ごすつもりでいた。が、生来のノボセモンの血はいかんともし難く、3日には早速「寒中水泳」と相成った次第。
呼びかけ人は藤田昭比古氏率いるサン・スポーツ軍団。と言っても、当方の勝手気儘なる〃飛び入り参加〃。関係者には随分、迷惑と心配をかけた。紙面を通じて、改めてお詫びを申し上げたい。
聞けば、今年で17回目だとか。諸般の事情でここ数年間は開いていなかったそうだが、心機一転!開催を思い立った、という。
当日の天候は気温8度。そして風速5メートル。寒いと言えば寒かったが、通常の服装で我慢できほどでもなかった。
振り返ってみれば、愚息3人すべてこの〃洗礼〃を受けて大きくなった。以前は保護者と言うより傍観者の立場で取材をし、記事にしてきたが、いざ自分が参加するとなると…。
会場の猛島海岸には開始1時間も前だというのに、早くも100人近い人だかり。旧知の受付係に恐る恐る参加の意向を伝えたら、「止めた方がよかよ。保険にも入っとらんし…」とやや渋面顔。
だが、もう海パンは穿いてきているし、啖呵を切って我が家を出てきたばかりだ。引くに引けない…。「大丈夫。オイは〃自己責任〃ですっけん!」と制止を振り切った。
膝下まであるベンチコートを羽織って入念にジョギングを重ねること約30分。そのうちに、心配をした両親や里帰りの妹一家が応援に駆け付けているのが、遠目に分かった。
本音を言えば、「ゴメンね。新年早々、こんノボセモンのバーカが騒がせてしまって…」と忸怩たる思いだったが、それより何よりここは心臓マヒ等の事故を起こさないことだ。
ジョギング効果で身体も汗ばむほどに温まってきた。午後2時半過ぎ、集合の掛け声が掛かった。よし、行くぞ!
勢いよくコートを脱ぎ捨て、準備運動の輪に加わった。そこで気付いたというより、ショックを受けたのは「体型」が他の参加者とまったく異なること。分かり切ってはいたが、心の傷として深く残った。
それでも、もう後へは引けない。海水が冷たいと言っても、こっちとらは毎日のサウナ通いで慣れたもの。突撃だぁ~。
〃男気〃のようなものを振り絞って沖に向かって一漕ぎ、二漕ぎ…。予想より波が高い。それにサウナ水より冷たい。やっぱ無理は禁物と思って立とうとしたが、足が付かない。潮も呑んだ…。
結論から言うと、こうして原稿を書いているのだから助かったわけだが、泳後のウドンの味だけは忘れられない。今年こそはスイミングに通って贅肉を落とすぞ。そう心に誓った。
[教訓]身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ!
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home