たかが1点、されど…「交通ルール」は守ろう!
「たかが1点、されど1点」なのである。こう書くと、時節柄、「受験の話題か」と勘違いされそうだが、これから書くのは「交通違反キップの話」だ。
そう、やられたのである。昨日曜日(22日)の夕方5時過ぎに。場所は諫早インターのETCゲートを出たばかりの所で―。
最初、何のことかサッパリ判らなかった。さほどスピードも出していないし、無理な追い越しも掛けていない。
「何故、なぜ、ナゼ?」と様々な想いを巡らせていたら、仏頂面の交通警察官が、両親らが乗っている後部座席を指す。
「シートベルトをされていませんね」との指摘。「あっ、スイマセン!以後気を付けますから…」とその場を取り繕おうとしたら、「脇へ寄せろ!」という。
別の警察官の誘導に従って指定された道路左端に移動したわけだが、段々と無性に腹が立ってきた。正直、「この程度のことで、キップを切って罰金かい!?」と感じたからだ。
「免許証を持って、後方のワゴン車まで歩いて行って下さい」と、やけに丁寧な語り口。さらに怒りの炎に火が点き始めたが、仕方がない。
と今度は、別の警察官が「奥へどうぞ!」と誘導してくれる。内心〈キャバクラでもあるまいし…〉と思ったが、言われるままに奥の座席へ。
免許証の記載事項に基づいて〃聴取〃が始まった。住所、氏名、年齢に続いて職業を訊かれた。
もう話す気もしなかったが、ここで〃公務執行妨害〃なんぞで逮捕されてもアホらしいので、指示通りに答えた。
取り調べが終わって、別れ際に「罰金はいくらですか?」と尋ねたら、「いやいや罰金はありません。ただ、点数が1点引かれます」という。
ここまでグダグダとご託を並べてきたが、「たかが―」で始まった書き出しの所以(ゆえん)は、こういうことだったのだ。
2008年に改正された道路交通法によれば、全座席のシートベルト着用が義務付けられている。また、高速道路・自動車専用道路では〃罰則規定〃も。
筆者の場合、まさにその法律が適用されたわけで文句の付けようもないのだが、後から陸続と続いていた全車両の乗員すべてがシートベルトを着用していたかについては、いささか〃疑問〃の余地も残る。
ただ、そうは言っても、取り締まる側にも自ずと〃限界〃もあろう。きっと、キップを切ったあの警察官の男性も内心、忸怩(じくじ)たる思いでいたに違いない。
その証拠に、尋問の間、一度も顔を上げて、こちらを正視することはなかった。仕事とはいえ、彼らも辛いのだと想うと、何だか切ない気もする。
一晩明けて、筆者も平静さを取り戻した頭で考えた。「やっぱ、交通ルールは守らんばね!」と。
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