2012/03/11

カムカムダイエット…実践すれば確実に2割減!?

奇しくも同じ自治体の至近距離(約200メートル)の中で起きた都会の〃孤立死〃の問題は、否応なく様々な波紋を現代社会に投げかけている。

都市部に限らず、急速に進む〃核家族化〃という現況を考えれば、ひょっとしたら〃明日は我が身〃かも知れない…。

そう思うとゾッとしてしまうが、社会のあらゆる局面で声高に叫ばれている〃プライバシー保護〃との絡みで言えば、まるでアクセルとブレーキを同時に踏み込んでいるような〃錯覚〃に囚われてしまう。

ただ、こうした問題は筆者ごときが一人悶々と悩んだところで解決策など出るはずもなく、いつしか記憶の彼方へと飛び去ってしまうものだ。と言うことで、自分の〃持ち分〃に帰る。

昨日、伊勢屋旅館の古女将(草野有美子氏)が旦那(肇先輩)を伴って、久方ぶりに弊社を訪ねてきた。相変わらずよく喋る。

「ねーね、あたし達(筆者とは同級生)も後3年でもう還暦よ。お互い、健康には気を付けんばね。どう、あたし痩せたやろ?骨盤ダイエットさ。1日5分でよかとよ。あんたもしてみんね」。

何だか〃挑戦状〃を叩きつけられたような感じがしたので、こう反論した。「分かっとさ、ダイエットやろもん。こん前、筑波大名誉教授の野村武男先生から話ば聞いたもん」(サンスポーツ主催の講演会)

それは、題して「カムカムダイエット」。ポイントは3つ。まず、食事の30分前にガムを10分間噛む。これが第一弾。

次に、食事に当たっては、どの品目も最低30回は噛む。味噌汁も同じ。最後はその順序。野菜から食べる。少々のアルコールはOKだが、出来たら赤ワイン1杯程度に留める。

これら3つのポイントを実践すれば、大脳から満腹中枢を刺激するヒスタミンという成分が分泌され、カロリー摂取量は20%減。結果、2割は確実に痩せるのだそうだ。

なるほど、それなら面倒臭がり屋の自分でも出来るかも知れないと思って、出張先のホテルで幾度か試みてみた。

ガムはともかくとしても、食事中に30回程度噛むことはさほど〃苦痛〃ではない。それに、不思議と余り量を食べないでも満腹感を味わえるようになった。

ただ、〃難点〃がないわけではない。これまでと比べて、やたらと時間がかかってしまうのだ。暇な人はいいとしても、食事に20分も30分もかけているような余裕はない。

かくして、自宅に戻ってからは普段通りの食生活に逆戻りしてしまった、という次第。いやいや、このところ水も温んできたので、起きるのも以前ほど苦にはならなくなってきた。

夜明けだって随分と早まった。「早起き」と「カムカムダイエット」で今年こそメタボ脱出!?