2012/03/17

佐藤社長と「一刻者(いっこもん)」…馬渡氏の真似で危うく…

さてさて本日の〃主役〃は、佐藤電装社長の佐藤勝(しょう)亮(すけ)さん。この方の口癖は島原弁丸出しの「ひっちゃかまし」だ。

筆者がまた勢い余ってこんな事を書けば、「ひっちゃかまし」の次に「こんバーカが」とお叱りを受けることは目に見えている。しかし〃事実〃は〃事実〃としてお伝えしなければ…。

風力発電施設の「野間ウィンドパーク」までの佐藤さんは、それはそれは物静かな紳士だった。係のお嬢さんの説明も良く聞き、エンジニアの眼で施設の細部まで探っているようにも思えた。

変貌を遂げられたのは宿での夕食会場。よほど機嫌が良かったのか、次々と席を移っては誰彼となく肩を叩かれていた。筆者のテーブルにお見えになった頃には、もう随分とメートルが上がっておられた様子で、呂(ろ)律(れつ)も心もとなかった。

「おい清水、ワイも飲め~」と言って、宝酒造島原工場長の碓井規佳さんが差し入れて下さった同社の芋焼酎「一刻者(いっこもん)」を気前良く注(つ)いで下さった。と、何を思われたか、次には氷も何も入っていないご自身のグラスに、ビンの底の方に残っていた一番濃い部分をドバドバ。

その後、間髪を入れない素早さで〃原液〃のままグビグビ。下戸の馬渡迪裕さん(アポロ興産会長)が「ショースケさん、そいは『一刻者』じゃなか。『一気者(いっきもん)』ばい」と笑いながら諭したが、時すでに遅し…。

この後、身長差約20㌢の馬渡&清水のデコボココンビは頃合いを見計らってジャグジー風呂(潮湯)へ。これが腹回りの贅肉部分を刺激して、頗(すこぶ)る気持ちが良かった。

話は前後するが、夕食前の入浴シーン。東洋機工の佐井彰社長、九電島原営業所の田実貞昭所長、会議所の荒木通夫専務、碓井工場長の6人で中型サイズの浴場に入っていた折、前後半の2班に分けて洗い場を使うことに―。

前組は荒木、田実、碓井の3氏。湯船の中から他人の背中を眺めるのもなかなかオツなものだと浸かっていたのだが、左隣の馬渡氏の足先はきちんと向こう岸の欄干まで届いている。

おかしい?座っている高さは同じなのにと訝りながらつま先を伸ばしていたら、危うくウンブクレそうになった。佐井氏は、筆者の色白でふくよかな体のラインに些か興味を抱かれたご様子?

閑話休題。〃主役〃の話に戻る。ジャグジーから上がって部屋で寛いでいたら、林田正剛氏から「隣の部屋まで来い!」との命令。断るのも無粋なので、いそいそと出かけて行ったら、皆さん車座になって二次会を開かれていた。

と、背後の方から、呻(うめ)き声とも雄叫びともつかぬ〃奇声〃が聞こえる。声の主は他でもない佐藤社長だ。

そうか、佐藤さんは「何でも過ぎたるは…」という環境学習の要諦を、身をもって教えて下さっているんだ。   

-つづく-