2012/04/25

『トーク力アップ講座』…話し方一つで人生は変わる!!

一体誰なんだ、この女性は?などと怪訝な思いでNHK長崎の夕刊ニュースを観ていたら、先週24日付の長崎新聞文化欄に、その答
えを用意していたかのような〃人物紹介〃の記事が出ていた。

その人の名は「矢野香」(やの・かおり)さんと言って、《著書が3万部を超えたアナウンサー》との見出しがふられていた。

写真に添えられたプロフィールによれば、テレビのニュース原稿を読み始めたのが平成8年というから、もう立派なベテランの域。ただし、ずっとNHKの番組に出ていたわけではなかったので、冒頭のような思いを抱くに至ったという次第だ。

本のタイトルは、やや長たらしくて《その話し方では軽すぎます!エグゼクティブが鍛えている『人前で話す技法』》。すばる舎刊で、価格は1470円。

今月28日夜には、福岡市内で出版講演会(参加費5000円)があるそうだから、興味のある方は同講演会実行委員会の重岡さんまで(ma.shigeoka@gmail.com)。

と、ここまでは他者(社)のPRに紙幅を割いてきたが、実は我がFMしまばらでも、来月からほぼ1年間をかけて『トーク力アップ講座』を開設する。

講師は日曜日の昼帯番組(JUKE BOX 884)でパーソナリティを務めている、熊本市在住の村上隆二さん。矢野さんの場合と違って、村上さんは〃ラジオ一筋〃の放送マンだ。

別段、矢野さんの経歴にケチをつけるつもりはないが、テレビとラジオを比べれば、その技法の違いは歴然。誤解を恐れずに言うなら、ラジオで話す方が格段に難しい。

かつてKBC朝日放送の人気テレビ番組『ドゥーモ』で司会を担当していたラジオ畑出身の某男性(現在は山口県内のCFM局勤務)が、ある講演会でこう話していた。「ラジオはラジオ」と。

最初にその話を聞いた時には、一体何を言っているのやら?と思ったが、どうやらそれはテレビ媒体に対する強烈な〃アンチテーゼ〃のようなものだった。

つまりはこういうことだ。テレビでは言葉の足りなさを表情や仕種である程度カバー出来るが、ラジオの場合はその手が使えない。頼る術は〃語り〃しかないのである。

したがって、ラジオで喋れれば、テレビの世界でも十分に活躍できる、ということだ。もちろん、テレビの場合だと〃見た目〃もある程度問われることになるが…。

最後に、我が講座の募集内容を少々。期間は今年5月10日~来年3月28日までの毎木曜日午後7時~8時半(盆と正月は休み)。場所は白土町本社。入会金5000円。月謝7000円(高校生は6000円)。詳しくは☎62-0885まで。

蛇足ですが、就職試験の〃面接〃などで、きっと役立ちますよ!!