2012/08/14

犯人捜しにご協力を!!…一つ拾えば一つだけ綺麗に…

開いた口がふさがらない。それとも逆に、閉口してしまうと言うべきなのか…。まったくもって腹立たしい出来事がある。

ほぼ毎日のように、時によっては日に2回も、我が社の玄関脇の植込みの中に発泡酒(ビールもどき)の空き缶が投げ込まれているのだ。

銘柄も決まっていて(麒麟の淡麗生)、ご丁寧にもビニール袋に包まれて2個、3個…。最初のうちは〝ご愛嬌〟で済ませていたが、こうまで続くと、さすがに〝悪意〟すら感じる。

残念ながら〝犯人〟を特定するに至っていないが、こうなったら「監視カメラ」の設置も考えないといけないのか、とまで考えている。

もし、どなたかその〝犯行現場〟を目撃された方がおられたら、是非お知らせ下さい(63・3456)。心ばかりの粗品を進呈いたします。

とまあ、それはそれとしても、個人的にはお盆の時季の「しまばら」が大好きだ。恐らく、帰省の皆様方も同じ気持ちだろう。

この季節独特の〝蒸し暑さ〟はいかんともし難いとしても、街中に清冽な湧水が溢れ出ている所は、全国的に見てもそうそうあるまい。何と言っても「名水百選」の地だ。

これから結婚をしようという〝お相手〟を伴った方などは、実態以上に美化して自慢話風に吹聴されているかも知れない。それもまた結構だと思う。

一方、夢破れて傷心のまま帰って来た人も、是非この水で喉を潤し再起を期してほしい。サントリーのキャッチコピーではないが、島原人は「(湧)水と生きる」のだ。

13日以降、夕暮れ間近ともなれば、灯籠立てを担いで菩提寺へと向かう家族連れの姿などで辻々はにぎわう。

「久しぶり!」「元気にしとったね」―。互いの〝無事&安寧〟を確認する言葉があちこちで行き交う。

そして迎えるフィナーレの精霊流し(15日晩)。最近では担ぎ手確保等の問題もあって船の数そのものが減ってきているそうだが、その意義&歴史からすれば「島原最大の祭り」であることに異存はあるまい。

さあ、元気を出して担ぎ出そう!ご先祖様はその勇壮な〝練り〟に喜び、来年もまたお帰りになる。その繋がりこそが、また新たなエネルギーの源となる。

もちろん、後片付けの大切さは言うまでもない。順序は忘れたが、島原は誇るべき「水と緑の城下町」 なのだ。

「少しのゴミも許すまじ!」の気合いで臨めばきっと、この街はもっともっと素晴らしい古里となる。だからこそ余計に、冒頭に掲げた心ない行為に悲哀さえ覚えるのだ。

「一つ拾えば一つだけ綺麗になる」―。鍵山秀三郎さん(イエローハット創業者)の教えを、面倒臭がらず、恥ずかしがらず、皆で実践しましょう!!