2012/08/09

初盆参りは〝平服〟で…えっ、地獄でなくても金次第!?

「出迎え三歩に、見送り七歩」―という送迎・・の際の礼儀の大切さを、護国寺住職の岩永泰賢さんから教わった。先ごろ亡くなった藤田屋本家の前社長、藤田昌之さんの四十九日法要の席でのことだ。

なるほど!言われてみれば確かにそうだ。筆者の記憶では、このルールを見事に実践していたのは、元島原市長の鐘ヶ江管一さん(現役当時)であった。

駆け出しの市政記者の頃、幹部職員ともどもに来客の姿が完全に見えなくなるまで玄関先に立ち深々と頭を垂れられていた光景を幾度となく見かけた。

若僧の目には「相手方ももう振り返って見てなんかないだろうに、何もそこまで…」と不思議でならなかったが、この年齢になってみると、少しはその深い意味合いが分かるような気がする。かな?

さてさて8月も1週間が過ぎ、お盆も間もなくだ。初盆を迎えるお宅では精霊船の準備等に日々忙しないことだと想うが、先の岩永住職の説教の中で、さらに「なるほど!」とヒザを叩きたくなるような話を伺った。参考までに幾つかポイント挙げる―。

【その①】初盆のお参りは〝平服〟で行くべし。すでに忌明けしているのだから、わざわざ喪服を着る必要はない。第一に暑苦しいし、迎える側にもかえって気をつかわせてしまう。

【その②】お盆はご先祖様が1年に1度、あの世からこの世にお戻りになるのを、一族を挙げて皆で待ち受ける行事。「お帰りなさい!」の気持ちを込めて、なるだけ早めに「迎え火」を点けて待つべし。提灯の配置も「黒」ではなく「赤」の紋様を前面に出して。

【その③】精霊流しは精一杯元気を出して担ぎ、勇壮に練り回ること。その賑わいぶりを見て、御霊は喜ばれる。そして「来年もまた来るぞ」となる。これがご先祖様との繋がりだ。鳴り物入りの盆踊りも大いに結構!!

以上、おぼろげな記憶を元に、勝手気ままに「紙上再録」を試みたが、大概合ってますよね、ご住職?

ところで、藤田さんが生前、チェリー豆の製造&販売とともに力を注がれていたのがスイミングの普及・拡大であったことは、読者の皆様もよくご存知のことだと思う。

その水泳競技が今度のロンドン五輪でもいたって元気である。なかんずく、男女400㍍メドレーでそれぞれ2位、3位に食い込んだことは快挙の1つだ。

ひるがえって、不調をかこっているのが、本来〝お家芸〟であるはずのニッポン柔道界。男性陣はとうとう銅メダル1個で終わってしまった。

何日か前の夕刊紙でその問題を取り上げていたが、何でも報奨制度の違いがその背景にあるのだそうだ。よく「地獄の沙汰も金次第」と言われるが、アマチュアスポーツの世界でもそうなのかと思うと、いささかやるせない気もする。