2012/09/15

東京で説明会を開催…「FM++」に注目集まる

本稿が〝駄文〟の寄せ集めであることは、誰よりも書いている本人が一番痛感していることで、時々本当に厭になる。それでもこれが〝仕事〟である以上、これからも恥を晒し続けていくしかないか…。

てなわけで、出張先にまでパソコンを持ち込んでの〝格闘〟と相成っている次第だが、所変われば自ずと心境も変わるもので、今朝は早起きと散歩のせいか、いつになく清々しい気分だ。

実は、それには理由がある。筆者が代表を務めている「FMしまばら」が開発した「FM++(プラぷら)」という商品が関係筋の間でそれなりの〝評価〟を得ているようで、昨日その説明会を東京・浜松町のJCBA本部で開かせていただいた。

JCBAとは、全国の主要コミュニティFM放送局約200社の集まり。その理事会に特別に招かれた、という次第だ。

すでに先月初めに島原市役所で記者会見を行い、新聞各紙でも紹介してもらっているのでご存じの向きも多いと思うが、実は言いそびれていたが、今月3日からアンドロイド版でも利用出来るようになっているのだ。

ということは、世界市場を舞台に激しいシェア争奪戦を繰り広げている「アップル」&「グーグル」双方の機器に対応出来ているわけで、「田舎の局なのにすごい!」と勝手に自分で思い込んでいる。

理事会には、北海道から沖縄まで各支部の代表が出席。決して長い時間ではなかったが、意図するところは十分に伝わったと思うし、その後の懇親会でも色々と前向きな質問や要望も聴取出来た。

中でも、心強く感じたのは所管官庁の総務省の方が大いに関心を示して下さったこと。また日を改めて本省でじっくりと話を聞いていただくことになった。

振り返ってみれば、「FMしまばら」の開局から今年11月11日で丸5年。業界秩序からすれば、明らかに〝新参者〟である。

そんな〝ひよっこ〟の話でも真剣に聞いて下さる関係各位の度量の大きさに感謝しつつ、思いは自然と21年前の雲仙・普賢岳噴火災害へと向かう。

開発への直接の引き金となったのは昨年3月11日に発生した東日本大震災だが、何せ我々島原半島の人間にとっては「フゲン」こそが自然災害の脅威の象徴である。

今でも「防災は島原から!」を合言葉に日々の業務にも取り組んでいるわけで、その思いが今やっと、全国に向けて広まろうとしている。

勿論ここで気を緩めるわけにはいかない!南海トラフを震源とする大地震による甚大な被害が想定される中、一人でも多くの命を救い出すことが「FM++」に課せられた最大の使命である。

その思いを改めて胸に刻み込んでこれから島原へ帰るわけだが、嗚呼…今日も相変わらずの〝駄文〟であった。