2012/09/29

きばらんかい!商売人!…笑いの語源は「0」→「1」

阪神大震災と東日本大震災は同じ〝地震災害〟ながら、被災内容は随分と異なっているんですね。そこで吉本興業の動向なんですが、「阪神大震災での反省点に立って、今回は動く!」と、大崎社長自らそう宣言しました。

その言葉の根底にあるのは「笑いの効用」です。「笑い」の無いところには「希望」もありません。笑いの語源は「0」を「1」に変換すること。笑わせるということは、相手を元気にすることなんです。

さて、お見受けする限り、会場の皆様は年配の方が多そうですが、「嵐」や「AKB」のこと、ご存知ですか?〔笑い〕

2010年のCDの売上10傑のうち、「嵐」が6曲で、「AKB」は4曲でした。2011年となると、1位~5位まで全て「AKB」が独占しました。

そんなことは恐らく、皆さん興味も関心もないでしょうが、それが「年代(世代間)ギャップ」というものです。

そういうことを念頭に置きながら話を進めていきますが、実は私は16年前から「研修(事業)」を生業といたしております。

その中で対象を分けるとすれば、3つのタイプがあります。1つは、自分で火を点けることが出来る「自燃型」。その対極にあるのが、なかなか燃えない「不燃型」。その中間が「可燃型」とでも申しましょうか…。

講師の立場からすると、「可燃型」の人々にいかに火を点けるかが問われるわけですが、さらに細分化すると、「ワークショップ型」と「プロジェクト型」とに分かれます。

研修の過程(≒生き方の模索)で強く求められるのが「コミュニケーション力」です。ここで少しそのテストをします。皆さん、隣の人と2分間で「共通点」を20個以上見つけ出して下さい。〔会場はザワツクだけで余り会話が弾んでいない模様〕

どうです、大人になるとなかなか難しいでしょう。この問題は、子どもたちにとってはいとも簡単で「目がある」「鼻がある」「男」「女」…と次々に答えが出てきます。

コミュニケーションの基本は、何も考えずに「共通点」を見つけて、それを膨らますことです。変に気取ったらいけません。

再び「年代ギャップ」の話に後戻りするようですが、皆さんの中で「ケータイ小説」を読んだことのある人は?〔反応なし〕

ケータイ小説だからと言って馬鹿にしてはいけません。『恋空』という作品は本にもなって何百万部も売れたんですよ、本当に!

最近では、それに触発されたか、作家の瀬戸内寂聴さんが『源氏物語』のケータイ小説化に取り組んでいるという話です。

今や65歳以上の高齢者が総人口に占める割合は25%を超え、NHK夜7時のニュースの視聴率は15%もあるとか。もはや世の中は完全なる「高齢社会」なのです。  -つづく-