2012/11/16

FMも開局5周年!!…業界の風向きが変わる

まったく「鉄砲の弾」(比喩)はどこから飛んでくるか判らない!昨朝、社員から報告を受けて、つくづくそう感じた。

すでに本欄でも幾度となく広告を出させていただいているので、ご存知の向きも多いかとは思うが、件の『500円ホームページ』のサービス内容が「怪しい」というのだ。

先般から世間を騒がせている、他人名義のアカウントを使った『なりすまし事件』も起きているので、無理からぬところではあろうが、よもや弊社にまで嫌疑が及ぼうとは…。

担当者に話を聴いてみると、窓口に相談に来られたお客様が帰宅後、「いくら何でも安過ぎる!」と、心配した家族からストップがかかったのだ、とか。

ただし、そうした慎重居士のご仁は〝例外中の例外〟。大多数の方々からは「有難い」「これでうちの販売戦略の幅が広まる」などと、高い評価をいただいている。

今さら言うまでもないが、弊社の本業は総務大臣から免許をいただいた「有線放送事業」と「第一種電気通信事業」である。

さて、その業界の話だが、最近になって随分と風向きが変わってきたような気がする。と言うより、各地で頻繁に開催されているセミナー等に出席してみての率直な感想である。
 


以前は「BS・CSを含む多チャンネル化」や「ネット接続スピードの高速化」ばかりが喧伝されていたが、最近ではむしろ全国的に「地域性」に注目が集まってきているようだ。

背景には、相次ぐ自然災害やライバル企業群との〝熾烈な競争〟が控えている。ただ、冷静になって考えてみれば、地域そのものが疲弊しているのに、ひとり我々の業界だけが繁栄していくことなど、まずもってあり得ない話だ。

何の商売でもそうだが、お客様があってこそはじめて成り立つ。ところが、人間なんて勝手なもので、ついつい我が身中心に物事を考えてしまう〝悪しき習癖〟を備えている。

幸か不幸か、弊社は平成3年の開局以来、噴火災害や〝電波銀座〟という地域的な特性から様々な難局にも遭遇してきた。しかしながら、その一方で、時代の波に乗って束の間の繁栄を謳歌してきた他社には無い「地道な視点」を培うことも出来た。

言うなら、これが不利な戦いの中から我々が勝ち得た最大の〝財産〟であり、今後はさらに〝輝き〟を増していくことにも繋がっていくことだろう。

申し遅れたが、去る日曜日(11月11日)は、関連会社「FMしまばら」の開局5周年の記念日でもあった。紙歴110年を超える新聞にCATV&コミュニティFM。「地域性」を考える上で、これほどの強力な布陣があろうか!

「さあ、矢でも鉄砲でも持って来い!」などと不遜なことは言わない。ひたすら頭を低くし、地元の皆様の声に真摯に耳を傾けていくばかりだ。