2012/11/18

来月は文字通り「師走」…魔が差したか!?NHKアナ

雑事〟と言うより〝不測の用件〟に追われた感ばかりが残る、慌しい1週間がようやく終わった。今朝、出社して改めて机脇の暦を眺めてみれば、はや11月17日。

そうか、「あの日」からもう22年の歳月が流れたか…。「あの日」とは他でもない、普賢岳が198年ぶりに噴火活動を再開した日だ(平成2年)。

ただ、そんな感傷にひたっている暇もないほどに、このところの世情の動きは忙しない。何せ突然の衆議院の解散劇だ!

ざっと思いつくだけでも、島原市長選の投開票日が来月の9日。その1週間後の16日が総選挙、首都トーキョーの知事選も同日に行われる。

いやはや、先生・・方も走り出すほどに忙しい「師走」(しわす)とはこのことか!と、一人でくだらない・・・・・ことばかりを考えている。

そのくだらない・・・・・話で言えば、NHKの看板アナウンサーの一人が14日、電車内での「痴漢容疑」で捕まっていたことが判った。端正な顔立ちと歯切れの良い話しぶりで好感度も高かったのに、ウ~ン残念!

一方で、国民栄誉賞女優、森光子(92)さん死去(10日)のニュースが、同日付けの紙面で大きく報じられていた。

森さんの代表作と言えば、上演2000回を超える『放浪記』(舞台)であることに異論はないが、テレビっ子の筆者個人にとっては昭和40年代後半のTBSの超人気ドラマ『時間ですよ』がより印象深い。

演出を担当していたのは同局の看板プロデューサーで、後に文筆家としても活躍した故・久世光彦(くぜてるひこ)さんだったのは有名な話だが、実はもう一人、影の演出家がいた。

筆者は直に、そのご本人から伺って、大いに笑い転げたことがある。「あの頃ね、銭湯の番台から見た裸のシーンがあって、二人で競争して脱がせまくってたね~」という自慢話だった。

まあ、真偽の程は別として、「えっ、仕事でそんなことまで!」と、心底羨ましがったことは確かだ。

森さんが演じた『放浪記』の原作者は、ご自身がモデルと言われている、小説家の林芙美子さんである。この方の人生がこれまた「有為転変」そのもの。

何かの本で読んだことがあるが、作品がまったく売れずに「赤貧の極」にあった頃のエピソード。着るモノがないから、夏場は暑さしのぎのために、家では「水着」で暮らしていたのだそうだ。

話はまったく飛ぶが、件のNHKアナが捕まったのは何とも意味深な俗称「ニコタマ駅」(東急田園都市線・二子玉川)。被害に遭った23歳の女性から近くの交番に突き出されたそうだが、その時、被害者はどんな言葉を発したのだろう?

間違っても、「おカミ(警察)さん、痴漢ですよ」とは言わなかっただろうなぁ、きっと!!