「代議士」の意味は?…カスミだけでは生存不可能
「桜島には カスミ~が~ かか~る。わたしゃ おはんが~ オハラハ~ 気にかか~る♪」。南九州を中心に活躍している可愛らしい女の子の音楽ユニット「サザンクロス」の代表作だ。もっとも、あまり売れてはいないようだが…。
テンポの良さもさることながら、古臭い中にもユーモア感溢れる歌詞が効いている。さりげなく配された「カスミ」と「気」の「掛詞」(かけことば)もニクイではないか。「皆様もぜひご試聴を」とお願いしたいところだが、今日はその話ではなく、小沢昭一さん風に「カスミについて語る」の心だ!
よく「人はパンのみに生きるにあらず」(新約聖書)などと申しますが、カスミを喰っているだけでは、とても人間は生き長らえていけません。当然、そこには「栄養価」のあるものが必要とされます。
私どもの新聞やテレビ、ラジオの業界で例えるなら、「購読料」や「視聴料」、「広告収入」などがなければ事業として成り立っていきません。否むしろ、それが欠かせぬ「栄養源」です。
ところが「(超)一流」を気取る有能な記者の中には、そうした商売がらみの話を極端に嫌う人もいます。まあ、それもある意味「道理」ではございましょう。
ただ、世の中はそんなに純粋無垢な(?)な考え方だけで渡っていけないのも反面、「事実」であります。以前に観た、緒形拳さん主演の『社葬』という映画の中のセリフ(-白紙でも売ってみせる-)が忘れられません。
映画のモデルとなったのは、部数世界一誇る「読売新聞」という説が有力です。そして、その言葉の主は「販売の神様」と呼ばれた務台光雄さん(元社長)だと言われています。
ちょっと聞いただけでは「何とまあ横暴な…」と呆れたりもしますが、裏を返せば「それだけ営業手法に自信があった」ということでしょう。
と、ここまで回りくどいことを書いて参りましたが、新聞やテレビ、ラジオにとっては、日々の出来事を正確に伝えることが何より大切です。しかし、記事やニュースだけ報じていてもカスミを喰っているようなもので、いずれ干上がってしまいます。より端的に言うなら、広告収入がなければ企業としては存続していけないのです。
どうか皆様、弊社の営業スタッフから広告出稿等の相談・依頼がありましたら、事情ご賢察の上、何卒ご理解・ご協力を賜りますよう、筆者からも宜しくお願い申し上げます。
【追伸】第46回衆議院総選挙明け(17日付)の記事の見出しの中で「代議士」という表現を使わせていただきました。この言葉の意味は、参議院議員を含む「国会議員全般」を指すものではありません。「衆議院議員」のことです。別の表現では「選良」とも呼びます。一部に誤解の向きもあるようなので、改めてお知らせしておきます。
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