2012/12/28

自慢話より失敗談!!…女性にモテルためには…

近くのコンビニに行ったら、珍しくマガジンハウス発行の『ブルータス』(1月1日・15日合併号)が置いてあったので、買い求めた。630円也。

表紙上の題字部分(横書き)の腹を切るように《男を知る本、女を知る本、212冊》という特集記事の紹介。今さらこの年齢になって「女」を知る必要もないなとも思ったが、つい手が伸びた。まだ〝枯れて〟いないか…。

ペラペラと頁をめくっていくうちに、ちょうど中ほどで、「タモリ」(タレント)を発掘したことでも知られる漫画家の赤塚不二夫さん(2008年没)の青焼き写真と出会った。

全裸とおぼしき女性を背後にはべらせ、ピースサインを出しながら、澄ました表情で映っている。もちろん、ご本人も「ハダカ」である。

記事によれば、代表作『天才バカボン』の連載当時、赤塚さんは月に1億円近くを稼いでいた、という(=著書『酒とバカの日々』より)。

それだけでも相当ビックリする話だが、もっと驚くのは「でも、全部、飲んじゃった」と、アッケラカンと述懐していること。まあ、人それぞれに色んな人生があろうが、ここまでくると、さすがに「天才」である。

さて、その天才!赤塚さんだが、生前、よく女性にモテテいたと言われている。「そりゃー月に1億も稼いでいれば誰だって」という気がしないわけではないが、どうもそれだけの理由ではなさそうだ。

それを裏付ける話が先日、フジテレビ系の夜の番組で流れた。赤塚さんはなぜ多くの女性にモテタか?詳細は覚えていないが、確か、次のような赤塚流の「哲学(心理学?)」が語られていたように思う。

女にモテルためには→「俺はこうやって成功したなどといった『自慢話』はご法度。むしろ、『失敗談』の方を女性は好むし、喜ぶ」というのだ。

視聴後、筆者は思わず心の中で大喝采!!「やっぱ、そうやろ。オイの考え通りたい」と、独り「悦に入(い)って」喜んではみたものの、悲しい哉、まだモテタためしがない。

ということは―「筆者が赤塚さんのように裕福でなく、また才能がないから」である。ならば、その条件さえ克服すれば、必然的にモテルようになるということ?まさか!

いやいや、年がら年中飽きもせず、こんな「バカ話」ばかり書いて、とうとう1年が過ぎ去ってしまった。あと数年もすれば、もう「還暦」だ。

しかし、この前、サウナの中で聞いた話によれば、昭和30年以降の生まれの人間は、満65歳を超えないと「年金」は貰えないのだとか…。ホント?

とすれば、もっとしっかり稼がないといけないわけだ。はて、幾つになったら「モテ男」になれるのだろう…。