吉光さんと松崎先生…島原にも“全国版”が!!
いずこの団体も「年度末」なのだろう。出張から帰ってきたばかりだというのに、朝っぱらからいかめしい「総会」が続く。
「忙」は「心を亡くす」に通じるから、「多忙」とは言わない。ただ、何となく落ち着かない。仕事が手につかない感じなのだ。
新潟ではまだ桜のツボミは固く閉じていたが、ちょっと留守をしている間に、島原の桜は早くも盛りを過ぎて散り始めている。当たり前だが、「彼我の違い」を改めて想う。
今朝、何気なくNHKのテレビニュースを視ていたら、特集枠のコーナーで、「熊本の包丁」と「金沢市内の卒園児似顔絵」の話題を取り上げていた。
前者は八代市にある「盛高鍛冶刃物㈱」のこと。鎌倉時代から700年も続く老舗中の老舗だが、一時期は経営危機に。その苦境を乗り越えたのが26代目、現当主の盛高経博さん。レポートによれば、「原点」に立ち返ることで見事に蘇えったのだ、という。
今では日本国内にとどまらず、欧米各地の料理人などから、その「鋭い切れ味」を求めて、注文が殺到しているとか。もちろんネットを経由してのことだ。
後者では、足かけ30年間にわたって卒園児の似顔絵を描き続けてきた、妙源寺幼稚園の副園長、源昌子さんの息の長い活動ぶりを紹介していた。その数、なんと2000人。
さして意識して見なければ、余り印象に残るはずもないトピックス的なニュースの一コマに過ぎない。ただ、筆者の心には極めて印象深く刻み込まれた。
何となれば、両者とも、我が島原においても、実際に取り組まれている(きた)「経済&教育」活動だから、である。〔※ぎこちない表現で申し訳ない〕。
「刃物」で云うなら、フジテレビ系でも放送された「たたら製鉄」の流れをくむ「吉光㈲」さん(高島二丁目)がいる。「卒業生の似顔絵」なら、今春限りで現場を離れることになった松崎善幸先生がデ~ンと控えている。
くれぐれも誤解のないように願いたいが、NHKのニュース番組にケチをつけるつもりなど毛頭ない。むしろ、「よくぞ全国版で放映して下さった!」と、心から拍手を送りたいくらいだ。
地方には地方それぞれの「素晴らしい文化」が長年にわたって育まれており、またそこに暮らす人々ならではの何ものにも代え難い「ほのぼのとした喜び」がある。
つまりは、今朝ほどたまたま『おはよう日本』(NHK)の放送を目にしたことで、島原の持てる魅力を〝再発見〟したという次第だ。
ところで松崎先生、まだ「慰労会」を開催していませんが、近々どうでしょう?先生に似顔絵を描いていただいた愚息2人も、ようやく酒が飲めるようになりました!!
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