7か月経った古川市政…殻を破ってフルカラーに!!
古川隆三郎さん(57)が「島原市長に就任してから7か月が経過した」と、先日のとある集会で挨拶されていた。
ところで、読者の皆さんは、その機先を制するかのような〝検証記事〟を毎日新聞が今月8日付の紙面に掲載していたことをご存じだろうか?曰く、「見えぬ古川カラー」と。
当然のことだが、それに同調する向きもあろうし、一方で「もう少し様子を見なければ…」という考えをお持ちの方もあろう。
いずれが正しいのか、このボンクラ頭には判りかねるが、ダジャレ口調で言うなら、古川市長には「島原市を硬直化させている『古い殻』を打ち破ってほしい」と願う。と同時に、「随所に輝きのある『フルカラー』の街づくり」を一日も早く望みたい。
個々の政策については、我が社(島原新聞)にも記者クラブ詰めの記者がいるので、改めてその是非を問い直してみたい。
さて、ここから先は筆者の「独断」と「偏見」に満ち満ちた〝独り言〟でしかないことを、まずはお断りした上で―。
藻の除去が完了して見違えるほど立派になった「白土湖」を眺めながらつくづく思う。1日の湧水量4万トン。歴史に名高い陥没湖。どれをとっても一級品の観光名所である。
だが、観光客が訪れる姿などとんと見かけることはないし、心ない市民によるタバコの吸殻や空缶のポイ捨て等々、誠にもって腹立たしい限りである。
先日は、藻の除去作業の様子をカメラに収めようと思って、スリッパ履きで大村ボートから無償で借りてきたというカッター船を追いかけているうちに、犬のフンを踏みつけていた。
知らずにそのまま家に帰ったら、家人から「クサ~ッ!」と大ひんしゅく。「運が付いてよかろうもん」と言い訳をしたが、正直言って虚しかった。
市政は最も身近に住民生活に接するのが仕事なので、「あれも!これも!」という要望が多数寄せられていることだろう。その裾野の広がりは、我々一般市民が想っている範囲を大きく越えているかも知れない。
そこで役所・市民双方に求められるのは「一つになって、住みよい街を創っていこう!」という発想と実践力に他ならない。よく耳にする「協働」の精神とでも言おうか…。
筆者は「シバザクラ公園」の草むしりをしながら時々考える。茫漠たる荒野にはびこる雑草。放置すれば、その時点で全ては無に帰す。でも、諦めずに続ければ、いずれは綺麗な花が咲く。
島原は元々、磨けば光る「美(うま)し街」だ。市政云々を論じるより前に、個々の市民が取り組むべきことはまだ山ほどある。市長職とは、国や県との関係を見据えた上で、市民・職員の〝潜在能力〟を引き出しながら施策を進めていく、「総合プロデューサー」のような役割ではなかろうか。
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home