2013/08/06

ギョーザが目の前を!?…黄門様はキュウリ嫌い…

「三笠宮賜杯」を目指して、全国各地から高校レスリングの〝猛者〟が島原復興アリーナに集まった。8日まで、都合4日間の日程で、平成25年度全国高等学校総合体育大会のレスリング競技が始まった。ちょうど今年は60回目の記念大会なのだそうだ。

筆者もご案内を受けていたので、5日午前9時からの開会式にお邪魔させていただいた。いつも思うに、スポーツは種目によらず素晴らしい!老いさらばえた我が身でも、何かしら感動させられてしまう。

目の前を通る鍛え抜かれた若人の筋肉美。中にはそうでない輩も散見するが、素人目で見ても、耳朶(じだ)の形状次第で、自ずとその力量の程が判る。

例えは悪いが、強い選手のそれ・・は、まるでギョーザのようだ。同様の事が、最近何かとお騒がせな柔道界でも言えるのでは…。

で、話はいつも悪いクセで、そこからトーンと飛ぶ。先月27日付け(土曜版別刷)の『日経プラス1』に面白いコラム記事が載っていた。

ライターは福光恵さんという人だ。その福光さんによれば、日本で最初にラーメンやギョーザを食べたのは水戸黄門こと、水戸光圀公なのだとか!?

ならば!もっと茨城県は「ラーメン」や「ギョーザ」を売り出してもよさそうなものだが、いまだにそのイメージは「納豆」や「梅」でしかない。

一方で福光さんは、黄門様が嫌いな食べ物の筆頭に「キュウリ」を挙げている。品種改良が進んでいなかった江戸時代はさぞかし不味かったらしく、「能少なし。植えるな。食べるな」と、まったく覚えがめでたくなかったそうだ。

さてさて、そこから先が福光さんの言いたいこと!「クールビズ」にひっかけて「キュウリビズ」なる珍奇な造語まで持ち出して、最近の「キュウリ」の効用(夏バテ予防等々)について紹介している。

実は「キュウリビズ」については、JA全農福島が中心になって、8年前から東北6県が販促キャンペーンを展開しているのだそうだ。

そんな話を聞けば、これから我々九州人ももっとキュウリを食べなければとも思うが、正直、納豆以上に苦手である。

かつて、大学受験の頃に覚えた「キューカムバー」(キュウリの英訳)という単語には、確か〝高慢ちき〟という例え話がなされていなかったか…。

あの青臭い苦みが何とも言えないという人もあろうが、恐らく黄門様も、そのふてぶてしさに「助さん、格さん、懲らしめてやりなさい!」と言いたかったのだろう。

ところで、「レスリング」も「ライター」も英語のスペルでは「W」から始まるのはどうして?「少し、勉強してみるの心だぁ~」と、今日のところは小沢昭一さん風に結んで終わる。