2013/09/26

半沢直樹は必ず帰る!!…はて、今年の流行語大賞は

「自分で自分をほめたい」と涙ながらに語ったのはアトランタ五輪(1996年)の女子マラソンで銅メダルに輝いた有森裕子さん。その言葉は同年の「流行語大賞」にも選ばれた。

ところで、気の早い話だが、今年の「流行語大賞」には何が選ばれるのだろう?昨夜、サウナ風呂の後で、ひとしきりその話題で盛り上がった。

或る人は2020年の東京五輪誘致を決定づけた「お・も・て・な・し」を一押しで取り上げた。すると、傍らの御大がバスタオルで股間の辺りをやけに丁寧に拭きながら「いやぁ~いやぁ~、『じぇ・じぇ・じぇ』(NHK)ばない」と反論。

まるっきり根拠はないが、筆者の予想では「じぇ・じぇ・じぇ」が大本命で、歴代第4位という高視聴率(関東地区42・2%)をはじき出した『半沢直樹』(TBS・日曜劇場)発する「倍返しだ!」が有力対抗馬か。

時にその『半沢―』の話だが、皆様は予想通りの結末だっただろうか?恐らく、勧善懲悪型ドラマに似つかわしくない「意外な収め方」に首を傾げられた方も多かったのでは…。

通常であれば、性悪な上司の悪事を暴くと同時に、所属組織(都市銀行)の窮地を救ったわけだから、論功行賞的な辞令が出されても良かったはずだ。

しかし、結果として半沢は頭取の鶴の一声で、子会社の「東京セントラル証券」への出向が決まる。率直に言って、この時点でTBS側の思いが透けて見えた感じがする。

それは原作者である池井戸潤の作品リストを見直してみれば、至極当然な成り行きとして映る。今回のドラマの下敷きになったのは『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』とされているが、その続編として書かれているのが『ロスジェネの逆襲』という去年の作品である。

主人公は同じく半沢直樹で、子会社の証券会社の社員として、親会社の都銀相手に大活躍するという、極めて似通った筋立てである。想った以上の高視聴率に、関係者が二匹目のドジョウを狙っているとしても別段不思議でも何でもない。いや、きっとそうするに違いない。

最後に、なぜ冒頭に有森さんの言葉を持ち出したかについて、少しだけ言い訳をさせていただく。実は、先般の連休以降、筆者は自宅周辺の草取りに励んでいる。少しだけ家人が手伝ってくれたが、孤軍奮闘と言ってもよい。

今朝も5時前に起床。出勤までの約3時間、ひたすらその作業に没頭した。おかげで体はクタクタ。アレルギー性鼻炎は突発するわ、汗疹はできるわ、もう散々である。でも、気持ちだけは清々しい。

筆者の余りの豹変ぶりに、母は「じぇ・じぇ・じぇ」と驚いている。「お母様、これが僕の孝行の『倍返しですよ!』などと言ったら、ちと言い過ぎか!?