2013/09/03

またしても“雨”に…次こそロケットスタートだ

満を持して臨んだ大会だったのに…。折からの降雨の影響で〝延期〟になってしまった。他でもない「深江町民チャリティゴルフ大会」(1日・島原カントリー)のことだ。

前週の「宝友会」(宝酒造島原工場関連の定例コンペ)に続いての、意地悪な天の配剤に、またしても涙をのんだ。まっ、おかげで〝出費〟は減ったが。

「深江―」は、地元の商工会やライオンズクラブが中心となって「普賢岳噴火災害時にいただいた全国からのご支援に少しでも恩返しをしよう」と始まって、今年で15回目。

年々その輪は広まっており、今回も120人を超える腕自慢(?)が早朝から集まっていたが、開始早々から横殴りの大雨にたたられてしまった。

それでも一縷の望みを託して開会式等の行事は予定通りに―。筆者はインスタートの5番目で、初っ端から「ダボ」と、いつもながらの甚だふがいない滑り出し。そして、3ホール目に「中止!」の伝令。

川のように流れる「カート道」を眺めながらスゴスゴと引き揚げたわけだが、途中、落雷で倒れた松の大木に出くわして慄然とする一幕も。

事務局としても苦渋の判断だったはずだ。しかし、何よりも「安全が第一」だ。次回(今月21日)こそは、きっと晴れてくれることを願っている。

と言ったわけで、昨日曜日は急きょスケジュールが空き、「はて何をしようか?」と迷ってしまったが、結局のところは〝読書〟で日がな過ごすことに。

先週も小欄で書かせていただいたように、最近の小生のマイブームは『半沢直樹』である。いや、より正確に言えば、作者の『池井戸潤』である。

前者は、TBS日曜劇場で高視聴率を稼いでいる番組の主人公で、堺雅人の熱演ぶりが各方面で大きな話題を呼び、「社会現象」とまで称されている。

もちろん、昨夜のストーリーも固唾をのんで見守ったわけだが、実を言うと、その〝原形〟とも言うべき直木賞の受賞作はまだ読んでいなかった。

それは3年前に小学館から出版された『下町ロケット』という作品だ。新刊サイズで400ページを超える大作だが、一気に読ませてしまう〝筆力〟がこの人には確かに備わっているように思う。

話そのものが頗る面白いだけでなく、何かしら生きていく(=企業を経営していく)上での〝勇気〟のようなものを与えてくれるのだ。

ロケット関しては先日、「イプシロン」という日本製ロケットの打ち上げ中止のニュースが大きく報道されたが、この作品を読んでおくと、さらにまた感慨が深まるのではないか。その意味でもお薦めの一冊だ。

何の脈絡もないが、次のコンペでは必ず「ロケットスタート」を切ってやる!?