2013/10/19

持つべきは妻&友…視察研修旅行で再認識

日に日に秋が深まるこの季節。真っ赤に染まる紅葉を目指して-「そうだ 京都、行こう。」(JR東海のキャンペーン)という気にもなるが、どういうわけか昨日から佐賀にいる。

その実は、島原商工会議所の一般工業部会&環境委員会合同の視察研修に参加して、色々と勉強をさせていただいている、といった次第だ。

昨日は東彼杵町の工業団地内にある航空機関係の機材を製造している「ウラノ」と、いま何かと話題を呼んでいる鳥栖市の「九州国際重粒子がん治療センター」を訪ねた。今日はこれから、食品トレー容器等の大手メーカー「エフピコ」に行く予定だ。

個々の事業内容については、いずれまた機会があれば紹介したいが、総じていえるのは、日本(人)に備わった「技術力の高さ」だ。まさに「モノづくりニッポン ここにあり!」といった感じなのである。

さて、一言で「作る」(=造る、創る)といっても、根っからの不器用者で、考えてみたら「子づくり」くらいしか能力(?)を持ち合せていない自分自身の希薄な存在感に改めて気付かされている。

それに、最近は物忘れがひどい。実は、この研修旅行に際しても、財布を自宅に置き忘れてくるという〝大ポカ〟をやらかしてしまったのだ。

幸い、出発前に気付いたので、「子づくりパートナー」の家人に慌てて電話を入れて、事なきを得た。〈母ちゃん、いつもありがとネ!〉

と言うことで、やはり持つべきものは面倒見の良い「妻」(=伴侶、ベターハーフ)である。ひょっとしたら、今回の視察旅行における最大の成果は、その大切な〝人生の真実〟を再認識したことかも知れない!?

それからもう一つ。「友だち」という有難い存在も忘れてはならない。

昨日はたまたま、有田での昼食後にかなりの待ち時間が生まれて、それを利用して本欄の原稿を書くことを思い立った。

が、持参したパソコンのバッテリー残量が怪しい。はたと見渡していると、屋外広場の一角に電源コンセントがあるではないか!

まぁ、施設内でメシも喰ったことだし、「ちょっとくらいはいいだろう…」と軽い気持ちで拝借して、パソコンに向かっていた。

すると、背後から「ドロボー」の声。びっくりして振り返ってみたら、同い年でゴルフ仲間の九電工島原営業所のY所長がニヤニヤしながら近づいてきた。

結局、ここではまだ完成に至らず、仕上げは次なる高速のサービスエリアまで持ち越すことに。バスの中では締切等を考えて、「嗚呼もう時間が無い…」とあせっていたら、Y所長が値千金の情報をくれた。

「WCの大便室へ行け!」。そして見つけた待望のコンセント。でも、何だか〝悪事〟を働いているようで、妙に尻が落ち着かなかった。