奥様は作家だった…妄想たくましくしたが…
「ねーねー清水さん、◎◎会長の奥様が○○○○さんだって知ってました?」。旧知の大学職員(筆者の母校)のA女史がそう尋ねてきた。
「じぇじぇじぇ!○○さんは今週発売の週刊誌上で『伝説のヘアヌード』と称して、あられもない姿を披露されてますよ。まさか、あの女優さんが奥様だなんて…。うちの会長もやるもんだ!!」。
すると、すぐさま怪訝な表情を浮かべたA女史。「清水さん、何を勘違いしているんですか。◎◎会長の奥様はミステリー作家の○○○○さんですよ。まったく…」と呆れられた。
以上は、先週末、我が母校の校友会代表が集まって沖縄県で開かれた「山口・九州・沖縄地区ブロック会議」(正確に言うとその後の懇親会場)での他愛もない
沖縄訪問は実に30年ぶりである。記者になる前は旅行社に勤めていたので、わりかし頻繁に訪れていた。
さぁ~て、その懐かしのセンチメンタルジャーニーだったが、率直に言って、いささか〝拍子抜け〟してしまった。九州に比べて気温が高いことに違いはないのだが、エメラルドグリーンの海がまったく見えなかったのだ。
抜けるような青空、白い雲、頬をなでる海風、そして紺碧の海…。イメージしたような沖縄の情景はついぞ味わうことは出来なかった。(まぁ、季節も悪いのだろうが…)
一方で沖縄は、宮里藍ちゃんをはじめ、名だたる名ゴルフプレーヤーを多数生んだ土地として知られる。当然、アマチュアの間でもゴルフ熱は高いようだ。
本部事務局から案内を受けた時、筆者の心は千々に乱れた。かつて行った観光地をおさらいするか、復帰後41年が経つ沖縄の歴史を辿るか、地元のコミュニティFM局などのギョーカイを訪ねるか…。
そして得た〝結論〟は、「自費で出かけるのだから今一番興味を持てることをしよう」と腹をくくってゴルフを選んだ。二日間ともに、である。
初日は、沖縄サミット会場となった「ザ・ブセナテラス」ともほど近い「喜瀬カントリー」。二日目は「那覇カントリー」。どちらもプロのトーナメントが開かれる〝名門〟である。
スコアの話はさておくとしても、どちらの施設も、ふだん筆者ふぜいが利用することはないような、洗練された造りであった。プレー費も島原の2・5倍ほどした。
支払いは迷わずカード。帰りの飛行機で明細書を見直しながら「やばっ!」とも思ったが、現地のキャディさんが教えてくれた沖縄弁を弁解がましく呟いていた。「なんくるないさ~」(何とかなるさ)と。
そして、○○さんのグラビア写真を眺めながら眠りこけているうちに長崎空港に着いていた。
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