2013/11/29

共通点は“垂れ目”…都知事の釈明は眉唾もの

昨報に、島原商工会議所女性会(廣瀬教子会長)の創立40周年記念式典(22日・ホテル南風楼)の記事が紹介されていた。

残念ながら筆者はその日、野暮用が重なっていたため、式典そのものには出席できなかった。やっとのことで顔を出せたのは第二部の記念講演から。

講師は㈱独立総合研究所社長の青山繁晴さん。「がんばれ日本女性 祖国は甦る」と題して、熱弁をふるっていただいた。

筆者個人としては、青山さんの講演を聴くのは一昨年に続いて2度目。筆者より3歳年上だが、誠にもってエネルギッシュで、少しも退屈させなかった。終了後に耳にした〝評判〟も殊の外よろしくて、紹介者としても一安心。青山さん、有難うございました。

このところ立て続けに聴いた講演はどれも〝大当たり〟である。中小企業家同友会が開いた「第20回経営フォーラム」(8日・ホテルシーサイド島原)も素晴らしかった。

こちらの講師は㈱DDI社長の安藤竜二さん。「今、私達が変われば地域が変わる」との演題で、味わい深い経験談を披露していただいた。席を設けて下さった、実行委員長の横田耕詞さんはじめ関係皆様方のご尽力に深謝だ。

話の内容はそれぞれに違う。青山さんが外交、安全保障、原発…など国の基幹的な問題について熱く語ったのに対し、一方の安藤さんは柔らかな口調で地方における商売上のコツを詢々と説いて聴かせた。

お二人に共通するのは「病気」である。青山さんは2年ほど前から「ガン」を患い、安藤さんは「白血病」と戦っている。なのに、そうした弱みは微塵も感じさせない。凄まじいまでの精神力である。改めて「病は気から」と、思い知らされた次第だ。

青山さんは元共同通信社の記者で、雲仙・普賢岳噴火災害を取材した経験もある、という。そして、その後に起きたペルー人質事件(1997年)を機にジャーナリズムの世界から足を洗い、現在は「実務者」として奥様の青山千春博士とともに「新エネルギー」(メタンハイドレート)の研究・開発に余念がない。

いずれ、講演時に取ったメモや著作をもとに、その斬新な「モノの見方」等について書かせていただくつもりでいるが、何せ最近は公私共々時間的な余裕がないので、今しばらくお時間を頂戴したい。

話は逸脱するが、筆者はよく顔立ちが青山さんと似ている、と言われる。脳味噌の中身の違いはいかんともし難いが、強いて挙げれば「垂れ目」のあたりが共通点か…。

そうだ!「目」のことで思い出した。正確に言うと「眉」の話だが、今物議を醸している猪瀬都知事は明らかに眉を描いている。「釈明そのものが『眉唾もの』である」と筆者は勝手に思い込んでいるのだが、どうでしょうか?