2014/02/11

父子そろって“惨敗”…社員親睦ボウリング大会

「ボーリング」と「ボウリング」。この表記の違い、皆様ご存知ですよね?


有り体に言うと、前者は地下水の「調査・掘削」などを指す工事用語。後者はひょろ長い徳利のような10本のピンを大きな球を投げて倒すゲームだ。


もちろん原語のスペルも異なる。調べてみると、前者は「boring」で、後者は「bowling」。日本語ならどっちでもよさそうなものだが、1991年に文科省の国語審議会がそう定めたというから仕方がない。


ついでだが、後者の起源は古代エジプトの宗教儀式であるとされ、日本では幕末期に長崎の大浦居留地で始まったという説が有力だ。


前置きが長くなってしまったが、先週末の土曜日に何十年ぶりかで「ボウリング」をした。と言うよりやらされた。場所は年に1度の社員親睦会が開かれた「島原センターボウル」。


参加者は1チーム3名編成で計15名。2ゲームの合計点で団体・個人戦でスコアを競ったわけだが、ボールの行方が思うに任せないのは、趣味のゴルフとまったく同じ。


最初こそ〝まぐれ〟で「ストライク」を取ったが、後は散々…。終わってみたら、2ゲーム合わせてトホホッの199点。


そのまま懇親会場へと移ったので、自分の順位(個人戦)などさして気にも留めなかったが、翌朝になって初めてその結果を知らされガク然とした。


ナント最下位だったのだ。余談だが、ブービー賞の愚息にも負けた。


さっそく家人の悪態が始まった―。「よくまあ揃いも揃って下手糞なもん。あがんゴルフにも度々行きよってから、一体何ばしよっと?同じ球技じゃろもん…」などと止まる所をしらない。


ただ、言い訳がましいが、筆者の場合はある身体的な〝事情〟があって、そもそも「ボウリング」には向いていないのだ。


それは小指の造り。どう言う訳か、生まれつき左右とも第一関節辺りから微妙に内側にカーブしている。したがって、重たいボーリングボールを投げ続けていると、どうしても痛みが伴ってしまう。


その事を家人に告げたら、「たった2ゲームじゃろもん。その程度で痛くなるはずはなか。まったく男らしくなかね!」と、またまた非難の嵐。


しかし、最下位とはいえども景品の中身だけはどうしても気になる。恐る恐る大きな袋を覗いてみたら、入浴剤とトイレットペーパー(8ロール)が詰め合わせてあった。


本日(10日)出社後に幹事役の社員に尋ねたら、「ただのトイレットペーパーではないですよ。あの高級果物店として知られる『千疋屋』(東京)とのコラボ商品ですよ!」と教えてくれた。


エッそんなこと、まったく〝尻〟ませんでした。次、ガンバロっと!!