2014/02/22

“テキトー”は駄目よ…礼留飛(れるひ)選手の名前の由来

たとえ選挙に出ないと言っても、やはり名前(漢字書きの場合)は簡単な方がいいのか…。


不肖・筆者においては、「眞(真)守」と書いて「まもる」と読むが、最近送られてくる手紙の宛名が「守」とされているものが随分と多い。数日前の祝賀会では〝来賓〟としてお招きにあずかっているのに、ワザワザ席札に「守」と記されていた。(笑)


〝悪気〟があっての行為でないことは重々分かってはいるが、余り気分のよいものではない。何となれば、「呼ばわり」されているような感じすらするからである。


もっとも、毎日ゝゝこんなくだらない与太話ばかり書いているので、「(そう書かれても)あながち的外れではないか…」と妙に納得もしている。


まあ、自分のことはさて置くとして、連日熱戦が繰り広げられている冬季ソチ五輪大会で先日、日本の男子スキージャンプ陣が団体戦で3位(銅メダル)に入った、という喜ばしいニュースが伝えられた。


その活躍の陰には、病気の仲間を気遣いながらさらに「チームワーク」を強めていったという美談が報じられていたが、今日はその話ではない。メンバーの一人・清水礼留飛(れるひ)選手の名前のことだ。


過日、島原の某居酒屋でこの名前が酒の肴になった。「あいはなんて読むとじゃろかい?」。「えっ、知らんと!?そんまま読んで『れるひ』じゃろもん。テレビで何べんもそがん言いよっとん」。


筆者が知ったかぶりしてそう答えると、「おいが知りたかとは、なしてそがん付けたっじゃろかい?ていうことたない」と連れ。


筆者は一瞬、「なんば言うとやろかいこんやちゃ。人の名前じゃんばどがんでんよかろもん…」と思ったが、場を取り繕うべく「エヘン!」と咳払いをしてこう応じた。


「おいもようは知らんとぞ。ばってん、そん選手は確か北海道の出身やろが。そしたら、親のどっちかが礼文(島)で、もう片方が留萌じゃなかろかい。調べたわけじゃなかばってん」。


すると、連れがこう切り返してきた。「うちんお袋は留萌の生まれで、去年連れて行ってきたっばない。鉄道はあったばってんか、ひど田舎やった」。その晩は筆者の〝仮説〟に疑う素振りなどまったくなく、仲良く握手して別れた。


ところが一夜明けて、その「礼留飛」の正体が期せずして判って一気に血の気が引く思いがした。明治44年(1911年)、日本に「スキー」を持ち込んできたのが、オーストリア人のテオドル・レルヒ少佐だった、というのだ。


嗚呼、恥ずかし!適当に言うんじゃなかった…。が、もう〝後の祭り〟。相手は次に会った時、きっと筆者のことをバカにするだろうなぁ~。


やっぱ、筆者は「」やった。名前ば変ゆかい!?