2014/03/01

“逃げ月”のホンネ…焦眉の急は披露宴での挨拶

「二月逃げ月」とはよく言ったもので、通常の月よりわずか2、3日しか違わないのに、殊更に時の流れが速いように感じる。


いよいよ今日から三月。島原名物の「初市」(霊丘公園)もほぼ同時スタートだ。こちらは10日まで。


ところで私事で恐縮だが、ことしの三月一日はメデタク「結婚式」(披露宴)と重なって、こいつは春から縁起が良いや!!


ご案内をいただいているのは、先日〝寿退社〟したばかりの弊社の元女性スタッフ。名前を言えば(言わないけど)、「あの可愛らしい娘か!」と皆様もスグお察しがつくだろう。


経営者の立場からすると大きな打撃ではあるが、何より彼女には本当に良く頑張っていただいたので、「幾久しくお幸せに!」と、心から祝福のエールを送らねばならない。


ただ、一つ気懸かりなのは、会社を代表してお祝いのスピーチを仰せつかっていること。何をどう話せば良いものやら…?


そこで、当日出席する元同僚社員の前で〝観測気球〟を打ち上げることにした。材料はソチ五輪がらみの時事ネタだ。


「森元総理が『ボクの真央ちゃん』について色々変な事を言っているようだが、実を言うと、ボクは真央ちゃんと身長が一緒なんだぞ。どうだ?」。


サッパリ受けない。ならば!と二の矢を放った。「真央ちゃんとボクの誕生日はわずか1週間しか違わないんだぞ」。


しばらくは沈黙を保っていた周囲の口が一斉に動き出した。「なんで普通に祝辞を述べないんですか」「そもそも受け狙いの挨拶なんておかしいですよ」「寒っ。完全にスベリますよ、それ」などと容赦がない。


筆者は持てる力を振り絞るように反論を試みた。「スケートだろ。寒くてスベルのは当たり前じゃないか。それにライバルのキム・ヨナの誕生日は知ってるか。ボクと同じ『おとめ座』だぞ!」。


筆者の目論見では、最初にこの〝真央話〟で場の雰囲気を和らげ、それから心に沁み入る展開を―と考えていたが、どうやらそれは〝無理筋〟のようだ。


嗚呼どうしよう。結婚式までもう時間がないし、原稿は書かなくてはならないし、会議にも、年祝いにも呼ばれている…。かくして筆者の二月は「現実から逃げ出したい」という意味での〝逃げ月〟ということなのであります。


最後に余談だが、島原ライオンズクラブ初の女性会長として活躍されている「スナックみちこ」のママこと吉岡道子さんがこの前、面白いことを言っておられた。


最近は各種会合でよくお会いしているのでどの席だったか忘れたが、筆者がお酒を注ぎにいったら「私を酔わせてどうするつもり?」と訊かれて唖然。


相手が道子ママだったら「首でも絞めましょうか」とでも冗談で切り返すところだが、悩むよなぁ~。