2014/05/20

進む〝物忘れ症候群〟…カードは確かに便利だが

ひと月ほど前から、左上腕部に時々鈍い痛みが走ってどうにも気持ちが悪い。軽いシビレさえ感じることもある。思い余って家人に打ち明けたら、「ついに来たか…」と不敵な笑み。「何が?」と問い返すと、「自ら招いた災いじゃろもん!」とニベもない。

元来、女性と病気に関しては「ヤワな性質」ゆえに不安は倍加するばかり。意を決してかかりつけの先生に診てもらうと、「脳には特に異常なし」(CT検査)とのことで「一安心」と言いたいところだが、念のため近いうちにMRIの検査も受けてみるつもりだ。

とまあ、そんなこんなで他愛もない日々を送っているわけだが、「物忘れ」がひどいのには、自分自身でもあきれはてている。

少し前にコンビニで持ち帰りコーヒーの代金だけ払ってそのまま帰ろうとした「失敗談」を紹介したばかりだが、症状はさらに進んでいるようだ。

すでにご案内の通り、今では豆から挽き立ての「本格コーヒー」がコンビニの店頭で気軽に買えるようになった。

最初に同サービスに踏み切ったのは業界最大手の「セブンイレブン」で、一番小さいレギュラーサイズが一杯100円。「ローソン」や「ファミリーマート」のライバル陣営もすぐさまこれに追随した。

ただし、筆者が一番よく利用する近くの「ファミマ」のそれは少し前まで120円で、「セブン」と比べると割高だった。ある時、その店で「レギュラー」と言って注文したら、「うちの場合はSですよ」と、生真面目そうな店員さんからタシナメラレタこともある。

味や内容量云々のことは正直よく分からないが、いつしか「ファミマのS」も100円に。一挙に20円も下げて大丈夫かな…と要らぬ心配をしてしまったが、親会社の規模を考えれば何のこともあるまい。

今日はそうしたコーヒーの値段の話ではない。各コンビニが出している、ポイント制のサービスカードのことだ。

「ファミマ」が扱っているのは「Tポイント」。対する「セブン」は「ナナコ」。そして「ローソン」は「ポンタ」だ。もちろん3種類とも財布の中に具備している。

特に「ナナコ」の場合は先払いの〝プリペイド方式〟も兼ねており、つい先日オープンした店では物珍しさも手伝って気前よく大枚を払い込み、お大尽気分でアレコレと衝動買いしてしまった。

ただし、その後がいけなかった。調子に乗り過ぎてカードそのものを撤収することをすっかり失念してしまっていたのである。

結論から言うと、その店の人が「忘れ物」として預かってくれていたので事無きを得たのだが、筆者の「脳」が相当痛んでいることだけは確かなようだ。

【教訓】カードの使い過ぎと併せて、取り忘れにも万全のご注意を!(皆さんには関係のない話でしょうが…)