2014/05/27

ついに贈収賄事件に!…『青天の霹靂』で憶い出す

「青天の霹靂(へきれき)」という表現は、思ってもみなかった事が突然起きて衝撃を受けた時に使う。類句に「寝耳に水」「藪から棒」などがあるが、言葉としては遥かに重みがある。「青天」とは雲一つない青空のこと。「霹靂」は雷鳴を意味するのだそうだ。

さしずめ、いま世間を騒がせている南島原市の市長や副市長、電気工事関係者など計7人が逮捕・送検された「官製談合事件」は、まさにそれにピッタリ合致する〝異常事態〟と言えよう。

ここ数日の新聞報道によれば、金銭の授受に関する〝供述〟もなされているようだし、今後「贈収賄事件」に発展していくのは確実。当面、捜査から目が離せない状況が続きそうだ。

もとより筆者は法務畑とはほど遠く、この種の事件に関しては皆目見当がつかないことばかり。が、普通に考えて(素人感覚で)〈おかしいな?〉と思っていることがある。

それは逮捕された業者が発注側と組んで落札することを知っていながら、何故そうした業者が唯々諾々と入札に参加したのか?という素朴な疑問。

つまり、彼らの行動が解せないわけだ。やわらかく言えば「傍観者」だが、その前後に何らかの動きがあったのかどうか?もしあったとすれば、「同じ穴のムジナ」ではないか!果たして捜査の手はどこまで?

時に、今回の事件とはまったく関係のない話だが、奇しくも『青天の霹靂』というタイトルの東宝映画が、今月24日に全国一斉に封切られたことをご存じだろうか?

原作は、お笑い芸人の「劇団ひとり」が4年前の夏に幻冬舎から出した同一名の小説。映画化にあたっては、脚本から監督・出演までをほぼ〝ひとり〟でこなす文字通りのマルチタレントぶりを発揮している。

出演は人気タレントの大泉洋(主役)や美形個性派女優の柴崎コウ(ヒロイン)など。笹野高史、風間杜夫などが脇を固める。音楽はミスターチルドレン。

物語のあらすじは、大泉演じる売れないマジシャンが40年前にタイムスリップして、生き別れたはずの両親と出会う。そして自身の〝出生の秘密〟に直面することに―。

面白いかどうかの判断は実際に作品を鑑賞していただくとして、何故ここで唐突に「劇団―」の名を持ち出したのか?

実は、「劇団―」の両親はかつての日本航空勤務。父はパイロットで、母はキャビンアテンダント(=スチュワーデス)だった、という。

その話は以前に、「劇団―」の母親と同じ職場で親しかったという、元雲仙観光ホテル総支配人の石毛芳子さんから詳しく伺って知っていたのだ。

そうした背景に加えて、思いもよらなかった刑事事件も発生したので、「青天の霹靂」のように憶い出したまでの話である。別段、他意はない。