記者たる者の心得…小浜観光ホテルが復活!!
〈泣いた女が馬鹿なのか 騙した男が悪いのか♪〉。27日付けの長崎新聞を(ビジネス面)開いて思わず唇を噛みしめた。もちろん〈赤いルージュ〉なんか引いてはいないが…。
冒頭の歌詞は、テレビの司会業などで活躍中の関口宏さんとの結婚を機に芸能界を引退して久しい西田佐知子さんが歌って大ヒットした、『東京ブルース』(1964年リリース)の歌い出しの一節だ。
さしずめ、今の筆者の心境は〈馬鹿な女〉か。となると…〈騙した男〉は一体誰なのか?回りくどい言い方をして恐縮だが、小浜観光ホテル復活の〝特ダネ〟をかっさらわれて悔しい限りなのである。
この件については、雲仙市の金澤秀三郎市長が去る18日に東京で開かれた「関東島原半島会」で情報を開示していた。そこで、数日前に当事者のジスコ不動産(諫早市)に問い合わせをしたところ「もう少し待ってくれ」とのお達し。
そして昨日(26日)、「28日に記者会見を行う」との連絡が同市役所からFAXで入った。これが一連の流れである。
筆者ごときが後から怒っても詮なきことだが、結果としては、同市役所及び関係者の対応は「騙し討ち」に等しくはないか…。それとも長崎新聞記者のフライングか…。と、ここまで書いてきて、以前の苦々しい記憶がよみがえってきた。
それは、20年以上も前の噴火災害下でのこと。大切に&大切に温めてきた〝超特ダネ〟を他社(全国紙)にすっぱ抜かれて、「(記者たる者)知っていて書かない方が悪い」と、こう然と胸を張られて言われたことだ。あの頃は若かったので今以上に悔しかった。
いずれにしても、28日の記者会見は福岡出張と重なっているので出席は出来ないが、記者としての感情的な問題は脇に置くとして、小浜温泉街の〝中核施設〟がどういう形であれ息を吹き返すことは誠にもって喜ばしい限りである。
何せ同ホテルは「一角楼」(1889年創業)の昔より、小浜温泉を代表する宿泊施設。格式も高く、昭和天皇がご宿泊になられたこともある。
新しい施設は、この秋に開かれる「長崎がんばらんば国体」に合わせて稼働する予定。その経営スタイルは「一泊朝食付き」のビジネス方式だという。
何はともあれ「再開される以上はしっかり頑張って下さい!」とだけ、言っておこう。
2007年以来〝休眠状態〟が続いている小浜観光ホテル |
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