2014/06/08

情報戦に弱い日本…⑥加藤清隆氏の講演から

最後に、私のライフワークの「歴史認識の間違いを正す」について―。結論から言います。「南京大虐殺」も「従軍慰安婦」もなかったことです。

1937年当時の南京の人口は20万人。それが1年後には25万人になったとの記録からしても捏造だと分かります。

習近平がベルリンで「30万人が殺された」と語ったそうですが、その根拠は?それより、「文化大革命」で犠牲になったとされる8千万人についての説明はどうなのでしょう?

一方で、「従軍慰安婦」の問題ですが、これは1973年に毎日新聞がつくった「造語」です。実際は存在なんかしていません。

確かに、戦前、戦中、そして戦後も日本には「公娼制度」があって、そのような女性がいることはいました。しかし、「従軍慰安婦」はいませんでした。

日本はこれまで中韓両国に対してどれほど「戦争の償い」をしてきたか。中国へは3兆6000億円のODAを実行。

韓国には1965年の日韓基本条約に基づき、韓国国家予算の2年分に相当する8億ドルもの資金を、世界銀行から借りて供与しています。

このほか、鉄道や道路、学校の建設など、現在の貨幣価値に直すと60兆円にも達する、と言います。

昨年10月16日、「従軍慰安婦はいなかった」とするスクープ記事を産経新聞が放ちました。いわゆる「河野談話」の真っ向否定です。

外交の究極の目的は、地球上にある限られた資源、食糧を自国に有利なように取り計らうことです。ところが、日本はそこでの「情報戦」に弱い。

日露戦争以降、米国が「オレンジ作戦」で日本に戦争を仕掛けてきたのに、「左巻きクルクルパー」のマスコミがまんまと乗せられたように…。

外務省はお公家集団だし、極め付けが「河野談話」。しかし、肝心のご本人は口をつぐむばかり。外交で黙っていることは認めたに等しいのに…。まったくもって話になりません!

‐おわり‐