安全運転で行こう!!…じぇ、エクセレント…?
早くも大型連休に突入した会社もあるようだが、我々のような零細企業にとっては〝夢のまた夢〟のような話だ。
しかしながら、たとえ細切れであったとしても〝お休み〟を頂けるのは有難い!さぁ~どこへ行こうか?などと思案しているが、確たる計画はまだない。
とすれば、家族の呪縛から逃れてゴルフ三昧?いやいや、そうは問屋が卸すまい。何しろ我が家でクルマの運転免許を持っているのは筆者のみ。連中がそのまま許すはずはない。
きっと「どこかへ連れていけ!」と言われるに決まっている。少しは筆者の苦労を想えば、「泊まりがけ」の提案があっても良さそうなものだが「今から予約は取れんじゃろもん!」の一言で却下される。
一体、家族の中での自分の地位はどうなっているのだろう…。いつだったかこんなことがあった。
連日の仕事で疲れ切っているところに「○○に連れてって!」とのお達し。それがさも当然のような口ぶりだったので、いささか頭にきてこう口走った。「オイはこの家の運転手か!」
かなり声高に申し上げたつもりだったが、発言の主はひるむどころか実に冷静な口調でこう切り返してきた。
「違う!!ユーはエクセレント・ドライバー。すなわち、卓越した運転手さんなのよ。もっと自信を持ちなさい」と。〝二の句〟がつげなかったのは言うまでもない。
ところで今朝、東京版の夕刊紙の中で面白い記事を見つけた。愛知県名古屋市の国道で今年2月、スピード違反でつかまった同県の職員に下された〝処分〟についての話題だ。
こういう見出しが付いていた。「危篤の父のためでも…/速度超過に減給6カ月/愛知県の職員」。
中身を読み進めていくと―。制限速度の53キロオーバー。何とか父の臨終に立ち会おうと、アクセルを踏み込んだ結果、道路交通法に著しく抵触してしまった、という?末だ。
罰金額は9万円(略式命令)だったが、県が下したのは「減給10分の1×6カ月」という甚だ重い懲戒処分。程度や状況の差こそあれ、筆者もつい先日同じような経験をしたばかりだったので、つくづく考えさせられてしまった。
実は、あのコラムを掲載した後、とある読者の方からキツ~イ〝お叱り〟を頂戴したわけだが、確かに反論の余地もないほどに的を射たご指摘であった。
しかしながら本音を言うと、釈然としない気持ちは今でも残っている。ただ、これだけは言える!「いかに理由があろうとも、事故を起こしては何にもならない」ということ。
連休期間中、皆さんもスピードはなるべく控えめにして〝安全運転〟で参りましょう。エクセレント・ドライバー(?)からのお願いです。